12月10日(木)
暖かい。実に暖かい。明日から師走も中旬だというのに、気温は朝の通勤時で9℃もある。それはそれで大変ありがたいのだが、一方でスキー場や燃料店などはどう感じているのだろうと、他人事ながら不安にもなります。
午前は市役所庁舎整備の議員説明会がまたしてもありました。去る11月12日の説明会の内容を、ほとんどの議員が誤解していたことに起因します。ほとんどの議員が誤解するということは、説明する側に問題があったと言わざるを得ません。
思い出したのは、以前国が復興財源に充てるため、国家公務員の給与を引き下げた時、地方にも同様に求めたことがありました。
これに対しては
①国が自治体の懐に手を突っ込むべきではない。
②復興財源と称して、全国では復興とどういう関連があるのか皆目わからない使途に支出されたり、その反面震災がれき等の運搬で傷んだ道路の補修には、その活用を認めないなど、非常に理不尽な使われ方が明らかになっていたため、市議会としてはそのために市役所職員給与削減に反対する、という趣旨でその案が否決されました。
その時、総務部長は今回の地方公務員球のの削減は、震災復興のためではなく、各地方における災害対策に充てるものだ、と言い出しました。
これに対し議会からは当然のごとく反発がありましたが、それに対する総務部長の答弁は「震災復興のための給与削減かということは、特段聞かれなかったので答えなかった」というものでした。呆れました。
これは言うなれば「消防署の方から来ました」と言って、くそ高い消火器を売りつておいて、あとから消防署とはなんの関係ないことを問われ、「別に消防署員かとは聞かれなかったので答えなかった」というのに等しい。こんなことを平気な顔をして言う役人は信用できないのは、当然です。
こようなことを経てきて、議員は役人の言うことを容易には信じなくなってきました。当然です。
市は何も学んでいない、と思わざるを得ない。すべての職員はとは言いません。最前線で戦っている職員は、そんなことはないのですが、偉くなると、それ相応に役所の論理が染みついているためなのでしょうか、信じられないようなことを平然と口にします。
我々は飽くまでも市民の立場で議論していきたいと思います。
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同感です。市の職員は課長に昇格すると突然人格が変わります。仕事は部下に任せ、自分は次長・部長らと庁内政治に専念しています。市民のことは頭の中にありません。木下さんにお願いですが、もし新庁舎を建設するのであれば「部長室」を廃止するようにしてください。今のご時世に「部長室」は流行りません。個室を持つと碌なことはありません。個室でコソコソと謀議を巡らしているのでしょう。
初めてのコメントですが、このコメントが無事着くことを祈っております。
コメント by 三国谷清一 — 12月 13, 2015 @ 10:31 pm
コメントありがとうございます。私のHPにコメントが来ることは2・3年に1件程度なので、普段は見逃すことが多いのですが、運よくすぐに気が付きました。確かに部長室なるものが本当に必要なのか、一考の余地ありですね。
コメント by admin — 12月 15, 2015 @ 8:41 pm