12月 23, 2010

12月23日(木) 天皇誕生日

[日記] —

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 昨日平成22年第4回定例会が閉会しました。通常であれば委員長報告、討論、採決等を含めても午前中には終了するのですが、今回は完成談合に関する行政報告並びに質疑があったため、終了は午後5時近くになりました。その後6時からは市政懇談会が催され、執行部・議会・記者会相集いての呑み会となりました。

 2次会は会派で本町のスナックへ行きこれまた痛飲&熱唱で、息も絶え絶えになりながら帰宅いたしました。どうも最近は家での晩酌がない分、外出したときは目一杯呑む傾向にある気がしないでもありません。自重すべし。

 さて今年の読書ランキング堂々の第1位はサイモン・シン著「フェルマーの最終定理」です。ちなみに私学生時代数学は大の苦手でしたが、その私でも引き込まれてしまう面白さです。「楕円曲線」だの「モジュラー形式」だのという数学用語は理解できませんが、1637年にフェルマーが発見したというこの最終定理は、以来350年以上にわたり多くの数学者の挑戦をはねのけてきた。私個人としてはフェルマーはこの命題に対する証明を本当に持っていたのだろうか、と疑問を抱いています。しかし数学という学問はかくも厳密なるかということはよく伝わってきます。それがよく分かる、この本に出てくる小話をご紹介します。

 天文学者と物理学者と数学者がスコットランドで休暇を過ごしていたときのこと、列車の窓からふと原っぱを眺めると、一頭の黒い羊が目にとまった。天文学者がこう言った。「これは面白い。スコットランドの羊は黒いのだ」物理学者がこう応じた。「何を言うか。スコットランドの羊の中には黒いものがいるということじゃないか」数学者は天を仰ぐと、歌うようにこう言った。「スコットランドには少なくとも一つの原っぱが存在し、その原っぱには少なくとも一頭の羊が含まれ、その羊の少なくとも一方の面は黒いということさ」

 さて今回のランキングには小説が少なかったのですが、それでも文庫化を待ちきれずに図書館から借りた浅田次郎の「中原の虹」はたいそう面白く読みました。それまで「張作霖」という名は世界史の中の一人名に過ぎず、全く知らぬ人間でしたが、この作品により馬賊の総覧把として一躍私の中でヒーローになりました。続編とも言うべき「マンチュリアンリポート」はただ今県立図書館の順番待ちです。
 ダン・ブラウンの「ロストシンボル」は期待はずれでした。刺青の男の正体はバレバレだし、フリーメイソンの秘密も明かされてみれば「そ・そんだけ~・・」という感じだし、残念ながら過去の作品と比較すると明らかに見劣りしました。
 今年は選挙があったためあまり本を読めなかったのは事実です。来る平成23年はもっと沢山面白い本に巡り会えますように努力します。
 

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