1月31日(木)
「議員報酬に関する検討会」第6回会議は、明治大学牛山久仁彦教授による基調講演を行いました。
「首長の付属機関である報酬審議会が、対立する議会の報酬等を決めるのは不思議である」という、これまでの講演ではなかった理論が新鮮でした。確かに4年前の市長選で「議員定数の削減」を公約にした候補者がいましたが、「首長である自分を監視する議員の数を減らす」ことを公約にするこの人は、自分が何を言っているのかわかっているのだろうかと思ったことを思い出しました。
牛山教授は私と同じ大学、学部も同じ、生まれ年は1年私が上ということで、ひょっとして同期かも知れないということが分かりました。約90分の講演時間、よどみなく明快なお話で皆を惹きつけました。あっぱれです。
ただ、これまでの学識経験者の講演で、「議員がしっかりと仕事をしていればそれなりの報酬を払うのは当然」という論旨の先生方が多いため、「議員報酬は下げなくても良い」とする議員が出てきているようで少し危惧します。この検討会の趣旨は「削減やむなしだが、その額についてはしっかりと議論をして自分たちで決めよう」ということです。そこのところ、変な方向に行かなければよいと思います。
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