昨日今日と文化的活動に勤しみました。昨日は東北電力主催の「親子ドキドキみんなの授業」に家族みんなで行ってきました。会場の青森市民ホールは家族連れでいっぱいでした。1時間目は青島広志氏の音楽。氏のマシンガントークとオペラ歌手の小野氏の声には圧倒されました。2時間目はMr.マサックの理科。マサックは実験も面白いのですが、私はトークが大好きです。大いに笑えました。
翻って本日は人間国宝野村万作氏と野村萬斎氏の狂言特別講演。狂言をじかに見るのは初めてでしたが、思った以上にわかりやすくかつ面白くて、小6の娘も楽しんでいたようでした。下の娘は妻の姉に面倒を見てもらい、おかげさまでとても楽しいひと時を過ごすことができました。
今日は議会開会日だったのですが、そこでの正副議長の人事に絡む非常に不愉快な出来事をも、狂言鑑賞のおかげで一時忘れることができました。心の腐った人間のことを考えて苛立たしい思いをするのも馬鹿らしいのですが、恥というものを知らない人間の心境は理解できません。ただ日本人とは恥というものを知る民族だと私は思います。それが私欲に駆られて人から受けた恩も忘れ、筋の通らぬことを臆面もなく主張する人間が人の上に立つような地位に就いているということが、世間では意外にまかり通っているのかも知れません。虚無感さえ覚えます。